手抜き暮らし研究所

ぼちぼち手も力も抜いて暮らしも負担も小さく

季節の飾り

飾ることに対する憧れというか、常識に近いものはなかなか払拭できない。着飾ることもそうだけど、見栄えをよくしようと努力しないといけないような風潮、例えばインスタ映えなんてその延長線上。この季節はどこもかしこもイルミネーション。高級住宅地の戸建てはもちろん、団地のベランダにまでイルミネーションをつけているお宅は、雨戸もないのに眩しくないのか。いや、むしろ雨戸がないから夜中は消灯するのか(未確認)


ワタシは子どものころも2Kのアパートに住んでいて、おひなさまは手のひらサイズの小さなもの、兜なんてなかった。近所の祖父母の家には大きな7段飾りと兜があったけど、叔母のものだったから祖父母がなくなると叔母の家に行った。思い入れもなかったから、片づいてよかったと思った。兜は実家を片づけているときにジンギスカン鍋みたいなのが出てきたけど、もちろん丁重にお断りして不燃ゴミの袋に入れた。


そんなわが家でも、知らぬ間に季節の飾りが増えていた。昔は季節に関係なくいろいろなものを飾ったりしていたのだけど、今は季節の飾りと玄関にカエルのお守りと、自分の神棚風に子どもたちの臍の緒が飾ってある。あとは写真と子どもの絵くらいか。飾りものは埃をかぶるし、掃除がしづらいからすっかり苦手になってしまった。それでもやっぱり季節の飾りは捨てられなくて、時期になると出したりしまったりしている。暮らしの中に適度な季節感は必要だと思っているから、その行為自体は嫌いではない。だけど、ものを減らし家具を減らしていったら、飾る場所がじわじわとなくなってしまった。


今回、クリスマスの飾りを出しているときに少し困ってしまった。飾るものに対して飾る場所が少ない。生活感溢れる、たとえば本棚なんかに飾っても目立たない。あちこち置いてあると邪魔になる。スッキリしたインテリアのお宅とかならステキに飾れても、わが家のような生活感溢れる家の中ではあまり意味がない。昔はそんなこと気にもしなかったけど、なんだか急に冷めてしまった。わが家で飾れる場所は、カーテンレールの端にぶら下げるか、下駄箱の上に飾るくらい。それならそれでいいかと開き直った。無理矢理季節感を出さなくても、飾れる場所だけ飾ればいい。カーテンレールに吊るすものと下駄箱に飾るものだけと決めてしまったら、そんなに数はいらなくなったし本当に飾りたいものだけになった。クリスマスはもう飾ってしまったので、今の飾りは今年までで来年からは厳選したものだけにする予定だ。


蛇足だけど、実家の母は昔こそこじんまりとミニマムに暮らしていたけれど、もともとハンドメイドが好きだったこともあり、積もり積もってたくさんの飾りを家中に飾っている。もともとマメな性格ではないし、出したら満足するタイプのようで、クリスマスの飾りがお正月にそのままなのはあたりまえで、1年中飾りっぱなしなんてこともざら。最近は若い保護猫がやってきて棚から壁からなんでもかんでもはたき落とすのでだいぶ減ったけど、棚なんかは飾りと一緒にちょい置きのものが山と積まれていたりする。もちろん掃除なんてできていない。それはそれで気にならなければ気にならないのだから、毎日掃除してないとか埃だらけだなんて気にしているだけ無駄なのかもしれないとも思う。まぁ、汚いよりはキレイなほうがいいに決まってるけど。


玄関ドアのリースも松飾りもやめよう〜。
なんとなく、飾ってるおうちのほうがちゃんとしてる感じはするけど、今どきは街も当日にはクリスマスは終わってるような雰囲気だし、テレビも警察24時だとかまったくクリスマス感なんてない。大晦日だって、ゴールデンは格闘技ばかりで紅白やゆく年くる年でも見てないと大晦日感がなくて寂しい。それでも毎年カウントダウンだけはするんだけど。しかも、なぜか必ずジャニーズカウントダウンを見てから寝る。実家にいたころは、大掃除しながらFMの年間洋楽カウントダウンとか聞いてたなぁ。今思うと、ホントになんでもギリギリな家だったなぁ。

それにしても、ちゃんとしてるってなんだろうね。よそのお宅は外は見えるけど中までは見えない。だから見栄えをよくするのか。着飾るのも「ワタシ、ちゃんとしてますよー」ということなんだろうな。それで家の中ぐちゃぐちゃだったらねーとか実は性格悪いらしいよーとか言う人もいるけど、外側だけでもちゃんとして見せられるってことはそれだけのスキルやモチベーションを持ち合わせているってことだと最近思う。リスペクト。
そういえば朝の情報番組で、女子アナたちが自宅にツリーを飾っているかという話をしていて、1人だけ「みなさん一人暮らしなのにツリーとか持ってるんですねー」と言ったのが印象に残った。それも、一番ベテラン風の人だったから寂しさすら感じた。季節の飾りを飾るみたいなことは、そういうちょっと偏見に近いものもあるのかもしれない。



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