手抜き暮らし研究所

ぼちぼち手も力も抜いて暮らしも負担も小さく

実家のこと

最近、またムクムクと実家を片づけたい気持ちになっています。理由は汚実家ブログなどを読んだからなのですけど……ハハの実家はもともと40年前に祖父母が終の住処として建てた家を、30年前に2世帯に増築。20年前に祖父母が亡くなって4人暮らしとなり、15年前にワタシが結婚、弟も一時ひとり暮らしをしましたが挫折して出戻り、現在は2世帯の広さに3人で暮らしています。

祖父母が亡くなったとき、祖父母のスペースを片づけました。20年の時間はもちろん、祖母は箪笥などを中身を整理せずに持ってきたらしく、劣化して化学反応を起こしたインクや、叔母のバービー人形なども出てきました。増築のときには、増築で潰す客間の押し入れから父の昆虫標本が山ほど出てきたらしいです。父は捨てられないものを実家に置き去りにして、祖母はそれを大切に持って引っ越ししていたのです。そんなものが山ほど出てきました。父は祖父母のものも自分のものも捨てられず、片づけようとするワタシを投げ飛ばしました。

それから15年、当時6人で住んでいた家に半分の3人しか住んでいないにもかかわらず、実家は足の踏み場もなくなっていました。誰も捨てないのです。家族のものはもちろん、自分のものも故人のものも。結婚して出ていったワタシのものも少し残っていました。出戻った弟は、家族の不要品の隙間に暮らしていました。そんな人がまともな生活を送れるわけがありません。彼は明日の仕事もないような生活でした。整理収納アドバイザーの勉強をしていたワタシは、勉強と称して実家の1階部分を片づけさせてもらいました。

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もちろん、ワタシのものも全部片づけました。亡くなった祖父母のものも片づけました。弟が暮らしているスペースだというのに、虫やネズミの死骸が出てきました。たぶん、見えない虫は生きてウヨウヨしているでしょう。「いつかこの家をリフォームして暮らす」なんて気持ちはどこかに吹き飛びました。

来る日も来る日も通っては不要品をまとめ、収集日の前日には玄関に並べて父と弟に出してもらう。そんなことを繰り返し、弟が使っていた仏間から今は使っていない居間に仏壇を移動し、仏間とその前の納戸を弟のスペースにしました。

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これでもかなり片づいたんですよ。ホント、人の住む場所じゃなかったですから。テーブルの上には使ったコップが並び、畳の上には積み上げられた洗濯ものとゴミ袋。テーブルの下には空のペットボトルや栄養ドリンクの瓶。子どものころから酷いハウスダストアレルギーなのに、掃除もできない部屋で窓も開けずに暮らしていたのです。

使っていなかった台所も居間も祖母の部屋だった納戸も片づけて、台所は父の漬けもの部屋になり、納戸は母の絵の倉庫になりました。居間は仏間兼正月などに家族が集まったときの部屋になりました。とはいっても、来るのはわが家だけですが。


それだけ片づけても、実家は3階建てなのでたまに行くとカオス状態。洗濯ものは積み上げられ、床にものが置かれ、棚の上もちょい置きだらけ……それが、先日寄ってみたら少しすっきりしているのです。ジャングルみたいだった庭も、冬だからとはいってもかなりすっきり。理由は、父の定年退職でした。多趣味な父はいつも家にいなくてレアキャラ化していたのですが、定年退職してみたら意外と家にいて、こないだなんて珍しくパジャマ姿でした! お昼近いのにそんな姿でいるのなんて見たことなかったのに。母は見慣れてますけど。そして、すっかり母の言うことを聞くようになった父は、お昼ごはんのあともさっさとお皿を洗って片づけています。庭も父がバサバサと切ってしまったそう。「今年はウメがあんまり獲れないかも」なんて言っていた母も、すっきりした庭にはまんざらでもないようでした。

もうひとつの理由は……猫だろうなぁ。
実家ではずっと老猫を3匹飼っていました。完全なる家猫でどちらかというとおとなしい性格の子たちで、3匹とも20歳前後まで長生きしてくれました。その子たちが天寿をまっとうし、しばらくしてから去年保護猫を2匹もらってきました。元野良でなかなか人に慣れず元気いっぱいに暴れまわる。棚に上り、箱に潜り、箪笥の裏に入る。オモチャを放り投げ、通り道のものは全部落とす。それでも、ツンデレ猫たちは孫以上に可愛いので、両親は猫のために生活を変えてゆきました。床のものを片づけ、棚の上のものも片づけ、壁のものも外す。天井には猫のアスレチックが作られ、洗濯ものも猫のために片づける。猫さまさま。うちの両親は孫ごときじゃ変わらなかったけど、頑固者の義理パパは孫の存在で丸くなったし、孫と動物の威力は侮れないなと感じました。わが家だって、片づけの最初のモチベーションは子どもたちのためだったもんね。今は家事を楽にするためですが、そのことがワタシが働きに出ることに繋がり、ワタシの稼ぎは子どもたちのサッカーや学費に充てようと考えているので、結果やっぱり子どもたちのためなのです。猫たちも両親にとっては子どもみたいなものかと考えると、やっぱり子どもへの愛情ってのはスゴいなと思うのでした。

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保護当時はケージの中で威嚇していた子たちも、だいぶ慣れてきました。ワタシはよその人なのでまだ警戒されていますが、ときどき「遊んで」と来てくれます。

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「遊んで」

ムスメはワタシより早く「遊んで」って言われてたなぁ。小さいころは老猫たちも絶対に近寄らなかったけど、ちょっと大人になって、でもまだ子どもだから全力で遊んでくれて、その辺りが近いのかもしれません。



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